「令和版:無人島に生きる16人」を出版しました

「令和版:無人島に生きる16人」を出版しました。

日本が誇る漂流記・無人島生活記である「無人島に生きる十六人」は実話に基づいて難破船の乗組員たちの無人島での生き生きとした暮らしぶりが描かれた長編小説です。須川邦彦氏によって書かれた原作は、明治時代の海洋実話を基にしており、太平洋の無人島での冒険が生き生きと描かれた名作です。

ロビンソン・クルーソーや十五少年漂流記に劣らない胸躍る冒険記ですが、文体や漢字仮名づかいが古く読みにくいため、知名度がもう一つでした。そんな小説の原作の味わいを損ねないように注意しながら現代語訳しました。48枚のカラフルなフルサイズの挿絵が本書を彩り、読者を無人島の冒険へと誘います。

原作は著作権が切れてAmazonなどで無料でダウンロードできますが、戦前の日本語で書かれていて非常に読みづらいため、面白い本なのにポピュラーではありません。出来る限り原作を大切にして原文を損ねないように配慮しつつ現代語化し、48枚の挿絵を収載した「令和版:無人島に生きる16人」 として出版しました。

旧字体、旧仮名づかいの古文や近代文を現代語訳する作業はAIの助けが無ければ10倍の時間がかかっていたでしょうし、数十枚もの挿絵を描くことはプロのイラストレーターでも何カ月もかかる仕事です。AIを活用することによって、埋もれた名作を現代の読者の前に蘇らせようと、「令和版プロジェクト」に着手しました。

令和版プロジェクトには須川邦彦氏が原作の以下の書籍が含まれています。

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