「令和版:船は生きてる」相武AIの著書のご紹介

令和版:船は生きてる

相武AIの著書のご紹介

「無人島に生きる十六人」の数カ月前に出版された「船は生きてる」には、明治、大正、昭和初期の遠洋航海に関する世界中のエピソードが描かれています。海の男たちが100トンにも満たない帆船で七つの海を駆け巡った時代の遠洋航海の実態が実感できる、心躍る海洋ノンフィクションです。現代の読者にも読みやすく、かつ原作の雰囲気を損なわないように編集された本書にはフルサイズのオリジナル挿絵が28枚が収載されています。

***

須川邦彦氏による原作は旧字体が多用されており、可能な限り当用漢字に置き換えました。編集においては可能な限り原作を大切にし、原文を損ねないように配慮しました。本書を構成する挿絵の多くはDall-E 3、Stable Diffusion XL等のAIを活用して生成し、Adobe Photoshop、Adobe Illustrator等によってcrop, remix, modifyして作成したものです。Public domain画像、Creative Commons Licenseの画像については、キャプション欄に適切な権利表記をしました。原作は縦書きですが、本書は横書きとなっています。

原作者 須川邦彦氏について

  • 明治13年4月 東京に生まれる
  • 明治38年2月 東京高等商船学校航海科卒業、大阪商船に入社、一等運転士、船長などとして 遠洋航路で活躍、日露戦争は水雷敷設隊として、第一次世界大戦は船長として参戦
  • 大正7年 東京高等商船学校教授
  • 大正10年 欧米に留学
  • 昭和11年 東京高等商船学校校長
  • 昭和12年 退職、海洋文化協会常務理事、高等海員審判所審判官なども務めた
  • 昭和24年6月没

主な著書:

  • 「船は生きてる」昭和16年5月 天然社
  • 無人島に生きる16人」昭和16年10月~ 少年倶楽部に連載
  • 「奥の話」昭和17年 桑文社
  • 「海に生きるもの」昭和17年 天然社
  • 象をたずねて」昭和24年 大日本雄弁会講談社

本書は原作を画像から文字起こしし、令和版として編集したものです。

***

「令和版プロジェクト」とは、明治、大正から昭和中期までに出版された古い文体の書物を、原著の味わいを保ちつつ旧字体・旧仮名づかいを改め、現代の読者が読みやすい文体にして、豊富な挿絵の入った「令和版」として再デビューさせる。そんな発想で開始したプロジェクトです。

 

コメントする