「ChatGPTが世界を変える(相武AI 著)」はKindle Unlimitedの対象です。
ChatGPTが最も卓越しているのは対話能力です。ChatGPTはどんな真面目な質問にも真面目に答えてくれるし、バカバカしい質問をしても腹を立てずに返事してくれます。質問者が偏執狂的にしつこく質問を繰り返しても決して匙を投げることはありません。
誰でもいいから話し相手が欲しい人にとってChatGPTは理想的な相手です。悩みを打ち明ければ、参考になる意見を示すし、秘密は厳守してくれます。(ChatGPTはユーザーとの対話によりトレーニングを重ねますが、誰が何を言ったかは決して他言しません。)
統合失調症などの患者は同じ内容の質問を繰り返す傾向があるようですが、ChatGPTは何時間でも対話に付き合う忍耐力を持っています。(Wifiが途切れたり午後7時以降にサーバーがパンクした場合はその限りではありません。)ChatGPTが患者の精神状態を悪化させる発言をしないかどうか、懸念はありますが、患者はそのような発言に日常的に遭遇しているわけであり、対話相手が確保できるメリットの方が大きいのではないかと思います。勿論、これは単なるアイデアであり、ChatGPTを使ってみるかどうかは精神科医やセラピストと相談したうえで、患者自身が判断すべきです。
ChatGPTは英会話の先生として最高です。最近、フィリピン人の先生とのマンツーマンのオンライン英会話が月々数千円で受けられるようになりました。日本人の英語が学習時間の割に会話能力が低い点は、英語で話す機会を持てば改善されると思いますが、それは本当の英語力とは言えないと思います。読み書きのレベルはオンライン会話レッスンでは殆ど改善できないからです。英語の学習で最も大切なことは正しい英文を読み書きする能力と語彙であり、それがすなわち英語力だと私は思います。
ChatGPTはNew York Timesの記者に負けないほど正確な英語を話すし、何時間対話しても(現時点では)無料です。どんな話題でも対応するし、下手な英語でも理解します。Chattieとのチャットを楽しめば読み書きのスピードが確実に向上します。
本書はChatGPTを初めて使う人、既に使っているがChatGPTとの対話方法に自信がない人、これから本格的にChatGPTを使おうと考えている人のための、頼りになるガイドブックです。
- 序文
- 私とAIの接点
- ChatGPTの衝撃
- ChatGPTを利用するには
- AIに小説を書かせてみた(その1)
- AIに小説を書かせてみた(その2)
- AIにブログ記事を書かせてみた(その1)
- AIにブログ記事を書かせてみた(その2)
- AIにソフトウェアを作らせてみた
- 更に実用的なプログラムをChatGPTに作らせてみた
- AIは教養を高めるのに役立つ
- OpenAIとGoogleの関係について
- ChatGPTは音楽を作れるか?
- 健康相談
- ChatGPTに本を書かせたい
- 将来AIは感情を持つようになるか?
- ChatGPTの本領とは?
- まとめ
☆ Kindle Unlimitedの対象です。ご購入はこちらから:ChatGPTが世界を変える