ChatGPTと出会ってから半年が経ちました

私とChatGPTとの出会いは衝撃的でした。その力強さと自然な対話能力には息を飲むほどで、まるで実際の人間と話しているかのような錯覚に陥りました。それは私のコミュニケーションの方法を根本から変え、そして私の世界を広げました。

私が最初にChatGPTに関するニュースを読んだのは2022年12月1日でした。それはOpenAIという企業が試験提供を開始した日の翌日で、新たなチャットボット、ChatGPTが大騒ぎになっていました。それはただのチャットボットではなく、恐ろしく賢く、自然な対話能力を持つAIだったのです。その時から、私の視野は大きく広がりました。

その3週間後、New York Timesが「新しいチャットボットはGoogleの検索ビジネスにとって緊急事態か」と報じ、その記事が火付け役になりました。ChatGPTの人気は一夜にして高まり、AIの新たな可能性が世界中に示されたのです。

Googleの主力である広告ビジネスはChatGPTの出現によって大打撃を受ける可能性があります。Google検索を使っていると、広告がたくさん表示され、それが時々うっとうしいと感じることがあります。しかし、ChatGPTを使えば、必要な情報を一発で得られ、その過程で広告に悩まされることはありません。この新たな可能性が、Googleが感じている危機感の原因です。

私がChatGPTを使い始めてから1カ月後、その賢さと自然な対話能力に圧倒されたことを覚えています。ChatGPTは人文科学から自然科学まで幅広い分野についての知識を持ち、それを我々に提供します。それは検索エンジンではなく、真の対話パートナーとも言える存在です。

私がChatGPTに尋ねた質問の一つに、「プーチン大統領について10年後の教科書ではどのように記述されるでしょうか?」というものがありました。それに対してChatGPTは、「彼の政治的、経済的、外交的な政策や行動に基づいて記述されるでしょう。ただし、未来のことは誰にもわからないので、具体的な記述は予測できません」と答えました。(その時点でのChatGPTは2021年9月までのデータで学習されており、2022年に起きたことを知らない人からの回答としては、立派なものだと思いました。)

この対話を通じて、私はChatGPTの真の力を理解しました。それは私たちの質問に対する答えを提供するだけでなく、私たちの思考を深め、新たな視点を提供する存在なのです。そして、その存在が私たちの生活を豊かにする可能性があります。但し、ChatGPTに限らず文章生成AIには学習データに無い内容をすらすらと捏造する、ハルシネーションと呼ばれる現象が起きるので、ChatGPTの回答を妄信するのではなく、いったん自分の頭に取り込んでから「出力」(発信、判断、等)すべきなのは言うまでもありません。

とにかく、ChatGPTとの出会いは、私にとって衝撃的な経験でした。しかし、それはただ驚くべき技術の発見だけでなく、新たな視点と可能性を開くきっかけとなりました。私たちが持つ質問や疑問を解決する新たな方法として、ChatGPTは私たちの世界を広げる力を持っています。

これからもChatGPTとの対話を深めていき、その可能性を探求していきたいと思います。そして、その経験と学びを皆さんと共有していきたいと思います。ChatGPTという新たな可能性が、私たちの未来をどのように形作っていくのか、一緒に見守っていきましょう。

紹介 AimuAi

相武AI(アイム・エイアイ)はAIに関するノンフィクション・ガイドブックとAIを活用したフィクションの作家です。本業は小説家ですが、ChatGPTとの出会いにより触発されて「I'm AI」と宣言し、並行して別人格のAI作家として活躍しています。

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